SUP(スタンドアップパドル)で速く進むためには、パドルでしっかり水をキャッチすることが重要になります。
では、どうしたら水をキャッチすることができるのでしょうか!?
パドルでしっかり水をキャッチするためには、加える力の向きが大事なんです。
パドルは水に入れたあと、下の手で自分の方へ引いたり、上の手で前方へ押したりして、テコの原理を使って掻いているようにイメージされている方が多いと思います。
しかし、この力のかけ方が、パドルから水をこぼしてしまう原因になっているのです。
水をパドルでしっかりキャッチするためには、少し斜め前の角度に刺したパドルに、そのままの向きへまっすぐ力を加える必要があります。
パドルの先が向いている方向にまっすぐ押すと水の抵抗をとても強く得られます。
このパドルの抵抗をしっかり得ることが、パドルで水をしっかりキャッチするということです。
この感覚は実際に体感していただくとすぐに違いがわかります。
最初は持つ手の幅を10cm~20cmくらいに狭めて、強制的にテコの原理が使えないようにして練習するのがおすすめです。
重たい手応えを確認しながら、徐々に手の幅を広げていきます。
最初はすぐにパドルの手応えが軽くなってしまうと思いますが、そうなってしまったらまた手の幅を狭めて漕ぐことを繰り返します。
まずは想像以上にパドルの抵抗が得られることを体感してみてください。
パドルでしっかり水をキャッチできるようになると、初めてSUP(スタンドアップパドル)のボードをパドルに寄せることができるようになってきます。