ウインドサーフィンでの王様は
セイルである
そこを間違えてはいけないと
僕は思います
なのでセイルの命令は絶対なのです
王様ゲームと違うのは
命令がただ1つということ
「一番安定する所に置いといてね!」
ただそれだけ
その為には
常にセイルの声に耳を傾けること
後ろの手が重たくなってきて
開きたがったら
安定する所にアジャストする
セイルパワーを抜くということではなく
最もセイルパワーが出るところに
アジャストするです
セイルが閉じていこうとしたら
安定するところにアジャストする
前に回転しようとしたら
下がって
安定することろにアジャストする
これが出来ずに
「一番安定する所に置いといてね!」
ただ一つのセイルの命令に
逆らっているひとが多いと思います
ブローが入った時の動きをみれば
ここが理解できているかが分かります
ブローが入った瞬間に
何が起こっているのか?
風速が上がるだけではなく
ウインドサーフィンで使っている
見かけの風の向きが変わります
より真の風の方に
風向きが振れます
なので抗力によって
一気に後ろの手が
重たくなるわけですね
この瞬間
セイルの命令に従うのか
それとも逆らってしまうのか
それによって差が出るわけです
ブローで加速できる人と
できない人の分岐点ですね
やるべきことは
セイルに逆らわずに
向きの変わった見かけの風に
アジャストすること
でも
ここで開かされないように
セイルを力でねじ伏せる人が多い
風向きが変わったのにそのままだと
揚力は激減し
抗力は上がるので
加速どころか失速してしまうわけです
では上手く風向きの変わった
見かけの風にアジャストできたとしましょう
そうするともちろん加速します
加速するとどうなるでしょうか?
見かけの風がこんどは
進行風の方に向きを変えていきます
なのでセイルに逆らわないと
また閉じてくるんです
閉じる、開くという言葉を使うと
勘違いされがちなんですが
やっていることは
ずっとセイルパワー100%の
一番安定する所にアジャストし続けているです
下の写真
赤いセイルを
後ろから青いセイルが追い抜きます
セイルの閉じ具合に注目してください
速い青いセイルの方が
閉じていないのが分かるかと思います
赤いセイルは
ブローでセイルに逆らってしまったため
スピードが上がらないわけですね
見かけの風の向きは色んな要素で変化します
- 風向き
- 風の強さ
- スピード
- 進行方向
なので基本的には常に変化しています
その変化にアジャストするために
セイルの声に耳を傾けてみてください
ウインドサーフィンは
セイルとの対話が大事だと思います