SUP

SUPの漕ぎ方を物理的な視点で考えてみた

投稿日:

SUPの漕ぎ方

 

より効率の良い漕ぎを求めるのに

SUPのパドルの力を入れる方向について

 

一番ベストの方向は

パドルのブレードで水の抵抗を

最も発揮する方向

 

水に入ったブレードの面が

水のなかで最もブレードの垂直方向に

動こうとする方向

 

それってどっち?

 

パドルが向いている方に

真っすぐ突き刺すように力を入れると

水をガッチリキャッチしてくれる手ごたえが出ます

 

 

入水したところから

ボードの進みによってその方向は変わりますが

とにかくパドルのブレードが向いている方向

 

 

簡単に表現するとそんなところでしょうか

 

もちろん使用しているパドルによって

ブレードの角度が異なりますから

水をキャッチするための力を入れる角度は異なるでしょう

 

また

腕の長さなどの個人差によって

もちろん力を入れるべき方向は異なります

 

おおよその目安として

パドルのブレードが向いている方に

まっすぐ力を入れてみる

 

そして自分にとってのベストを

探してみてください

 

それが水との対話というやつだと

自分は考えます

 

 

キャッチ力を高めるためには

もう一つ重要な要素があります

 

それはパドルのスピードです

 

物理的に水の抵抗には2つあるそうです

  • 断面積に比例する
  • 移動速度の2乗に比例する

 

ブレードの大きさを上げればもちろん比例

 

それよりもスピードを上げれば

その2乗に比例する

 

スピードを上げれば上げるほど

キャッチ力は上がるという事です

 

一つ注意したいところは

これはまだ動いていない状態から

動き出したところの話

 

一旦力を込めた後

パドルはどんどん軽くなる感じ

漕いだ人なら分かると思います

 

パドルと一緒に水が動き出すことによって

抵抗値がどんどん下がるそうです

 

という事は

大事なのはパドルを水にセットしたあと

動き出しの初速をどれだけ上げられるか

 

より強く水をキャッチするためには

そこが大事だということになります

 

 

ここまでパドルに注目して書いてきましたが

忘れてはいけないのは

「パドルの抵抗はなんのために使うのか?」です

 

その抵抗を利用して

身体とボードを前に進めるですよね

 

水泳界では「アンカー(碇)をつくる」

というそうです

 

水の抵抗はあくまでもアンカー

 

アンカリングされたパドルを支点に

身体とボードを進めさせるんです

 

もちろん抵抗値が高ければ高いほど

自分の身体とボードを前に進められます

 

もっともパドルの抵抗値が上がるのは

動き出しの瞬間

 

という事は

一番ボードを進められる漕ぎ方は

パドルを動かしだす瞬間

同時にアンカーを利用して

身体とボードを前に進める動きをする事

 

 

物理的に考えてみたら

よく言われる

漕ぐのと寄せるのは同時に

その形にたどり着きました

 

出艇できる時が来た時には

ぜひお試しください







-SUP

Copyright© 遅れてきたルーキーblog , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.

%d