ウインドサーフィンに乗っていて
強いブローが入るとセイルが開こうとします。
この時ど~いう対応をしていますか?
- 開かされないようにガマンする。
- セイルに逆らわずに少し開いてあげる。
さぁ、どっちでしょう?
ブローが入ったときに何が起こっているのか考えてみると
その答えは見えてくると思います。
- 風が強くなったことにより、セイルパワーが上がる。
- 風が強くなったことにより、見かけの風の向きが真の風側に振れる。
この2番目がポイントですね。
ウインドサーフィンで実際にセイルに流している
見かけの風の向きが真の風側に変わっているから
セイルが急激に開こうとするんです。
セイルパワーが上がったことによる動きではないわけですね。
風向きが変わっているので
その変わった風に合わせる。
つまりセイルに逆らわないことが大事なわけです。
ここでセイルに逆らって我慢していると
風は流れずにセイルに溜まります。
この力はボードの進行を妨げブレーキがかかります。
頑張って風の力を使っているつもりが
むしろスピードを殺してしまうわけですね。
ただ開くと言ってもセイルパワーを抜くという事ではありません。
風向きが変わっているので
セイルに逆らわずに少し動かしたところに
セイルパワーが100%発揮される角度があるということです。
その角度に合った瞬間
強くなった風の100%が発揮されるので一気に加速します。
そして加速とともに
見かけの風が進行風側に触れてくるので
またセイルが閉じてくるような動きをします。
あくまでもセイルパワーが100%発揮される角度に
合わせ続けているという事ですね。
その閉じてくる動きもまた
セイルの動きに逆らわないのが大事です。
力で閉じてくるわけではありません。
安定した風の中で乗っていると
セイルはあまり動こうとしませんが
ガスティーなコンディションで乗っていると
めちゃくちゃ頻繁に動こうとします。
その動きに逆らわない事。
セイルをねじ伏せようとしてはダメだという事ですね。
セイルの流れに身をまかせ~